1.今回紹介したい本
今回紹介したい本は「まず、ルールを破れ」です。
著者:マーカス・バッキンガム/カート・コフマン
出版社:日本経済新聞出版社
新品価格 |
2.レビュー・感想
オススメ度
★★★☆☆
オススメしたい人
現役マネージャーの方、もしくはマネージャーを目指したい方
感想
同著の『さあ、才能に目覚めよう』と基本的な主張は同じです。
優れたマネージャーは、部下を「変える」のではなく、才能を伸ばすことに注力するといった内容です。
3.管理人がメモした箇所を抜粋
はじめに
p7.世界中の最も優秀とされているマネージャーのあいだに共通点はほとんど見あたらない。ただ、並外れて優秀なマネージャーには共通点がある。それは、新しく何かを始めようとするときに、まず、伝統的常識であるはずのルールをことごとく打ち破っているということだ。
p14.マネジャーが部下に対してそれぞれ違った接し方をすることによって、従業員自身は自分のことを理解してもらっていると感じる。
第1章.マネージャーにとって最も大切な物差し
p39.従業員の定着率との関連性を含んでいるのは下記の5問のみ。
・仕事上で自分が何をすべきか、要求されていることがわかっているか
・自分の仕事を適切に遂行するために必要な材料や道具類が揃っているか
・毎日最高の仕事ができる機会に恵まれているか
・上司や仕事仲間は自分を一人の人間として認めて接してくれているか
・仕事上で自分の意見が尊重されているか
第2章.すぐれたマネジャーだけが知っていること
p83.すぐれたマネージャーは「内側に」目を向ける。会社の内部を見る。優秀なリーダーは、「外側に」目を向ける。競争の状況を見つめ、将来や前進のための新たな道筋に目を向ける。
p89.
1.すぐれたマネジャーは才能で人を選ぶ。経験や知識、意志の強さでは選ばない。
2.すぐれたマネジャーは成果を適切に定義する。適切な手順を定義するのではない。
3.すぐれたマネジャーは部下の強みを活かすことに専念する。弱点に注目するのではない。
4.すぐれたマネジャーは部下の強みに適した場所を探り当てる。単に昇進させるのではない。
第3章.才能に恵まれた人材を選び出す
p106.人はそんなに変わりようがない。足りないものを植えつけようとして時間を無駄にするな。その人のなかにあるものを引き出す努力をしろ。それこそが本当に難しい。
p111.技能と知識は教えられるが、才能は教えられない。
第4章.目標とする成果をはっきりと示す
p151.人は扱いにくいというのが現実。どんなに慎重に特定の才能の持ち主を選び出したとしても、部下はそれぞれ自分のスタイル、自分の欲求、そして自発的意欲を仕事の糧にする。
第5章.部下の強みを徹底的に活かす
p200.すぐれたマネジャーである証の一つに、それぞれの部下本人にしかない才能を詳しく分析する能力が挙げられる。
p209.配役が全て。従業員の才能をパフォーマンスとして開花させたければ、一人ひとりを適切に配置して、その従業員が自然に無理なくこなせる仕事に対して給料を払うようにしなければならない。
第6章.部下の強みが活きる場所を探り当てる
p283.健全なキャリアを目指すエネルギーは、自分の持っている才能を発見することから生み出されるもので、世のなかで通用する経験を一生懸命積み上げることから生み出されるものではない。
第7章.4つのカギを使いこなすための実践ガイド
p333.強みを見つめるインタビュー
Q1.これまでの仕事上の経験で何が一番楽しかったか。なぜこの会社に入ったのか。
Q2.どんなところが自分の強みだと思うか
Q3.弱点についてはどうか
Q4.現在の職務での目標は何か
Q5.どのくらいの頻度で自分の仕事内容を私と話し合いたいと思うか。あなたは自分からどう感じているかを言い出す人かそれとも聞いてもらいたい人か
Q6.私に伝えておきたい個人的な目標、あるいは必ずこうするというようなことがあるか
Q7.あなたがこれまでに受けた最高の褒め言葉は何か、誉められるほどうまくいった原因は何か
Q8.過去本当に生産的なパートナー、または教育的な指導者に恵まれたことがあるか
Q9.あなたの将来の目標、キャリアの目標は何か、特に身につけたいと思っている技能はあるか、経験してみたい具体的な課題や仕事は何か、マネージャーはどのように力を貸せばよいか
Q10.この他、互いの協力関係をよくする上でも、今相談しておきたいと思うことがあるか
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
『まず、ルールを破れ』は現役マネジャーの方やマネジャーを目指したい方におススメです。
是非、参考にしていただければと思います。
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Regards,wasataka.