1.今回紹介したい本
今回紹介したい本は「データ・ドリブン・マーケティング」です。
著者:マーク・ジェフリー
出版社:ダイヤモンド社
データ・ドリブン・マーケティング―――最低限知っておくべき15の指標 新品価格 |
※Amazonのサイトに遷移します。
2.レビュー・感想
オススメ度
★★★☆☆
オススメしたい人
デジタルマーケティングに関わる人
ブログ・ウェブサイトを運営している人
感想
本書はアマゾンのCEOジェフ・ベゾスが愛読しているということで日本でも有名になりました。
デジタルマーケティングにおいて、最低限知っておくべき15の指標を中心に解説してくれる本です。
指標自体の説明が多いため、デジタルマーケティングに関わっていない人にとっては分かりづらいと思います。
3.管理人がメモした箇所を抜粋
第1章 マーケティング格差
p10.私としては、数を絞りながらも、マーケティングが生む活動の成果の大半を網羅できる、厳選された指標に集中することが大切だと考えている。私が最も重視する15のマーケティング指標は以下の通りだ。
- ブランド認知率
- 試乗(お試し)
- 解約(離反)率
- 顧客満足度(CSAT)
- オファー応諾率
- 利益
- 正味現在価値(NPV)
- 内部収益率(IRR)
- 投資回収期間
- 顧客生涯価値(CLTV)
- クリック単価(CPC)
- トランザクションコンバージョン率(TCR)
- 広告費用対効果(ROAS)
- 直帰率
- 口コミ増幅係数(WOM)
p29.データ・ドリブン・マーケティングの戦略立案のためのフレームワーク
1.戦略目標:自社を知る
2.顧客を知る:データベースを構築する/分析する
3.顧客分析:顧客をセグメンテーションする
4.マーケティング・CP:データ・ドリブン・マーケティング
5.個人情報問題:信頼関係を構築する
6.マーケティング指標:成果をトラッキングする
p29.「自社を知る」から次のステップに進むには、完璧なデータをそろえなければいけないと勘違いしているマーケティング担当者が多いが、これはまったくの誤解だ。必要なデータの判断には、80対20の法則が有用だ。まずは8割の成果をもたらしそうな2割のデータとは何であるかを見極め、そして何とかしてそのデータを手に入れる方法を考えるのだ。
第2章 何から始めるべきか
p36.簡単なデータから始めて、クイック・ウィンを作る
p46.顧客データを収集する戦略を立てる
p60.データ・ドリブン・マーケティングを導入する取り組みは、技術陣ではなく、必ずマーケティング部門が牽引していくべきである。
第3章 10の伝統的なマーケティング指標
重要指標①:認知指標
ブランド認知=商品やサービスの想起
重要指標②:比較検討・評価指標
試乗(お試し)=購入前の顧客による商品のお試し使用
重要指標③:ロイヤルティ指標
解約(離反)率:既存顧客の中で、商品やサービスの購買を中止する人の割合。年単位で計算されることが多い。
重要指標④:マーケティングの黄金指標
顧客満足度(CSAT)=「友人や同僚に、この商品(サービス)を勧めたいと思いますか?」という質問を通じて測定される、顧客満足度。
重要指標⑤:運用効率指標
オファー応諾率=マーケティング上のオファーに応じる顧客の比率
重要指標⑥~⑨:4つの重要財務指標
⑥利益=売上高ー費用
⑦NPV=正味現在価値(Net Present Vallue)
⑧IRR=内部収益率(Internal Rate of Return)
⑨投資回収期間=マーケティング施策でかかる投資額分を、施策による利益から回収するのに必要な期間
重要指標⑩:顧客価値指標
顧客生涯価値(CLTV)=顧客が将来にわたってもたらす価値
第4章 5つの重要な非財務系指標
ブランドイメージの形成
重要指標①:ブランド認知率
比較マーケティング
重要指標②:試乗(お試し)
重要指標②:比較評価における必須の指標
試乗(お試し)=商品やサービスを実際に購入する前にユーザーが使用すること
ロイヤルティ・マーケティング
重要指標③:解約(離反)率
重要指標③:ロイヤルティ・マーケティングにおける必須の指標
解約(離反)率=既存顧客のうち、一定期間の間に自社の商品やサービスの購買を中止する顧客の比率。1年、90日、30日といった単位で測定される。
顧客満足度
重要指標④:CSAT(Customer Satisfaction)
重要指標④:あなたは友人や同僚に[製品、サービス、企業名]をどれくらい勧めたいと思いますか?
キャンペーンの運用効率評価
重要指標⑤:オファー応諾率
重要指標⑤:マーケティング効率を示す必須の指標
オファー応諾率=オファー応諾数/オファー送付数
第5章 投資リターンを示せ!
重要指標⑥:利益
重要指標⑥:第1の必須財務系マーケティング指標
利益=売上高ー費用
重要指標⑦:第2の必須財務系マーケティング指標
正味現在価値(NPV:Net Present Value)=PV(現在価値)ー費用
重要指標⑧:第3の必須財務系マーケティング指標
内部収益率(IRR)=キャンペーンや施策を実施する場合の投資利回り(複利)
重要指標⑨:第4の必須財務系マーケティング指標
投資回収期間=投じた累計支出と同額の累計利益を稼ぐまでにかかる期間
第6章 すべての顧客は等しく重要…ではない
重要指標⑩「顧客生涯価値」の定義
重要指標⑩:顧客の価値を測定する必須の指標
顧客生涯価値(CLTV)
第7章 クリックからバリューへ
CPC対CPM
重要指標⑪クリック単価(CPC)はグーグル最大のイノベーション
重要指標⑪:リスティング広告に必須の指標
CPC=リスティング広告またはディスプレイ広告のクリック単価
リスティング広告を最適化する
重要指標⑫:トランザクションコンバージョン率(TCR)
重要指標⑫:クリックからお金を生み出すための必須の指標
トランザクションコンバージョン率(TCR):広告をクリックしてウェブサイトに遷移したユーザーが商品を購入した場合
重要指標⑬:広告費用対効果(ROAS)
重要指標⑬:広告費用対効果を測定する必須の指標
ROAS=広告費用対効果=収益÷費用
重要指標⑭:ウェブサイトの効果を計測する
重要指標⑭:ウェブサイトの効果を計測する
直帰率=滞在5秒未満で離脱してしまうユーザーの割合
重要指標⑮:インターネット上の口コミ増幅係数(WOM)
WOM=口コミ増幅係数(Word Of Mouth)=ダイレクトクリックの数+友人へのシェアから発生したクリックの数/ダイレクトクリックの数
第8章 アジャイル・マーケティング
第9章 「まさにこれが必要だったんだ!」
第10章 データ・ドリブン・マーケティングに必要なITインフラ
第11章 マーケティングの予算、テクノロジー、プロセス
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
『データ・ドリブン・マーケティング』はのデジタルマーケター必読書です。
是非、参考にしていただければと思います。
データ・ドリブン・マーケティング―――最低限知っておくべき15の指標 新品価格 |
Regards,wasataka.